初見では「店名が見えない」ラーメン屋が話題に 入店後はさらなる衝撃と遭遇

3月末、都内にオープンしたばかりのラーメン屋。店名を確認するため看板を見上げると、そこには…。

2021/04/13 05:45



■気になるラーメンに乗っていたのはなんと…

たた味

そして特筆すべきは、この「スタミナ中華」の豪華ぶりだろう。長ネギや玉ねぎといった野菜が目を引くほか、大量の牛もつが投入されているのも見逃せない。

たた味

メニュー名のとおり、ばっちりスタミナ補給ができそうだ。

たた味

ラーメンの具材をライスに乗せて上から溶いた生卵をかけると、すき焼きを食べていると錯覚するかの如き濃厚さであった。ちなみに記者が食券を買った直後にライスが完売となり、その影響でセットの半ライスも量が少なくなってしまったのだが、その代わり刻みチャーシューのおまけがついてきたのが嬉しい。

店主は「ライスが少なくなってすいません!」と恐縮していたのだが、むしろチャーシューのお陰で、オリジナリティあふれる卵かけご飯が楽しめた。


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■「看板」と「券売機」の謎を直撃

そこで今回は、客への気配りも完璧な「たた味」の店主に取材を敢行し、気になる看板と券売機の謎を直撃することに。

看板に大きく店名が書かれていない理由については「他のラーメン(二毛作で別ブランド)も今後作っていきたいという思いもあり、看板の縁に象った雷文の中に『たた味』の屋号をそっと隠した経緯があります」と裏話を明かしてくれた。

ちなみに看板付近には今後、暖簾(のれん)が設置される予定で、こちらの暖簾は青森市にある「あさ利」というネギラーメンが有名なラーメン屋の暖簾に似せたデザインをしているのだとか。「あさ利の使用している丼をかっぱ橋でどうにか見つけて、たた味でも同じものを使用しています」とのことで、リスペクト具合がヒシヒシと伝わってくる。

たた味

「たた味」という屋号に関しても「あさ利」と漫画『あさりちゃん』に登場するキャラクターにあやかっており、同作の主人公・浜野あさりの姉である「タタミ」が元ネタになっているそう。

なお券売機に大量の「生卵」ボタンが並んでいる理由については、二郎インスパイアとして名を馳せる「ジャンクガレッジ」券売機の「チャーシュー10枚」ボタンのオマージュとなっている。


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■たた味のこだわるラーメンとは

10年以上の修行を経て、このたび小伝馬町に店を構えることとなった店主。ラーメンに対する情熱もひとしおで、食材に関しては「現在、国産の拳骨、肩ロース、ウデ肉、牛モツ、鶏脂、背脂(A脂)、長ネギ、玉ねぎなど、国産の安全・安心の信頼出来る業者様から仕入れています」とのこと。

たた味

その他ラーメンに使用している牛や麺に関しても並々ならぬこだわりが見られるため、ぜひ一度同点の味を体験してみてほしい。なお現在は平日のランチ時間帯のみに営業だが、後々には営業時間の延長や土日祝日の営業も視野に入れているそうだ。

【店舗情報】

「中華そば たた味」

〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町15-20

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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

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