熊川哲也・Kバレエカンパニー 2021-2022シーズン第1弾は『シンデレラ』
Kバレエカンパニーの2021-2022シーズンの上演作品が発表され、今注目のダンサー・飯島望未が入団することが分かった。
21日、バレエダンサーの熊川哲也率いる、Kバレエカンパニーの2021-2022シーズンの作品ラインアップが決定。同時に、今注目のバレエダンサー飯島望未の入団が決定したことも発表された。
■バレエ芸術の継承と発展
Kバレエカンパニーは、英国ロイヤル・バレエ団の主席ダンサーである“プリンシパル”に登りつめた熊川が、自ら主宰、芸術監督を務める形で1999年に創立したバレエ団だ。
拠点をロンドンから東京・文京区に移してからは、古典全幕作品を中心とした、正統派クラシック・バレエ団として活動し、熊川自身が古典に対して抱いてきた思いを盛り込み、再振り付け、再演出した作品を「熊川版」として上演してきた。
さらに、2014年には、オペラを原作とした『カルメン』を、2017年には台本・音楽など全ての構成を手掛けた完全オリジナル作品『クレオパトラ』を世界初演するなど、バレエ芸術のさらなる発展に尽力し、その文化価値を継承するプロフェッショナルカンパニーとして、今なお進化し続けている。
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■小品『死霊の恋』が満を持しての全編版
そんなKバレエの2021-2022シーズンの作品ラインアップが決定した。
第1弾として、Kバレエが誇る傑作ファンタジー『シンデレラ』が10月2日に札幌文化芸術劇場hitaruで開幕。その後、東京・Bunkamuraオーチャードホールに凱旋する。
12月には『くるみ割り人形』、2022年1月には、2018年に小品として世に送り出され絶賛を浴びた熊川振付の『死霊の恋』が満を持しての全編版『クラリモンド~死霊の恋~』として、Kバレエの舞踏監督・渡辺レイ氏振付の『FLOW ROUTE』が進化を遂げ『FLOW ROUTE 222』として、共に世界初演を果たす。
続いて3月は『ロミオとジュリエット』、5月には『カルメン』と、ドラマ性の高い人気演目が連なる。古典、オリジナル、そして作品への新しいアプローチにもチャレンジする多彩なラインアップは、まさしくKバレエならではだ。