横浜市立小学校の理科実験で5人が救急搬送 消防と教委から詳細を聞いた
コロナ禍で、マスクをつけたまま実験を行ったことによる可能性も。
21日午後0時半頃、神奈川県横浜市栄区にある市立公田(くでん)小学校の6年生9人が、体調不良を訴える事案が発生した。しらべぇ取材班は、消防と教育委員会から詳しく話を聞いた。
■ものの燃えかたの実験
横浜市消防局によると、21日午後0時45分に学校関係者から「理科の実験で9人の具合が悪くなっている」との119番通報が入った。消防車両15台が出動し、5人を病院に救急搬送した。1人が中等症で、4人が軽症だという。
横浜市教育委員会によると、当時6年生の4時限目に、理科の授業で「ものの燃えかた」の実験を行っていた。びんの中にろうそくを入れて、酸素やちっ素、二酸化炭素による燃えかたの違いを観察する実験だ。
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■9人の児童が保健室へ
校内の理科室で、通常6人がけのテーブルを、間隔をあけて3人ずつで実施。理科室の窓は5センチ程度あけており、換気も行っていた。
午後0時前に実験を終了し、かたずけを行っていたところ、午後0時10分の授業終了のチャイムが鳴る頃に、1人の児童が体調不良を訴えた。教室に戻った際に教師が、「体調が悪い人は保健室に行っていいよ」と呼びかけたところ、9人が保健室へ。