『スッキリ』出演者の「若者」批判に… 加藤浩次の発言が反響を呼ぶ
緊急事態宣言でも出歩き、路上飲みする人たち。「若者批判」も少なくないが、『スッキリ』で加藤浩次が報道の切り取り方に疑問を呈した。
タレントの加藤浩次が26日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)に出演。「若者」とひとくくりにして批判する報道のあり方に疑問を呈する一幕があった。
■出歩いて「路上飲み」する人たち
番組では、緊急事態宣言初日の25日に原宿や銀座を出歩く人々の姿や、夜に渋谷の路上で宴会をする若者たちの様子を放送。「路上飲み」する人々の中には、マスクをせずに一気飲みのコールをする者もいたという。
こうした状況に、加藤は「一部の方が『関係ないだろ』って外に出てる。『用事があったんだ』って言ってるんだけど、ただ外で飲みたいだけ」と批判した。
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■「理不尽な不平等感」を危惧
日本大学芸術学部放送学科特任教授でフリーアナウンサーの近藤サトは「理不尽な不平等感が蔓延してくるんじゃないか」と、自身が教えている学生たちのエピソードを話す。オンライン授業に切り替えることを告げた際、不満を言わず無表情で受け入れた学生を見て心が痛んだよう。
「学校も図書館も行けない、勉強する場所がどんどん失われている。にも関わらず、飲食店や路上で騒いでいるいわゆる同年代の若者がいると。同じ若者の中でくくられて、これははたして平等と言えるのか」と指摘。若者批判に「心の健康を害していく学生も見受けられている」とコメントする。