TSUTAYAが生んだ永久機関、「転売を助長する」と物議 現地では思わぬ異変が…
「転売を助長する」として物議を醸したTSUTAYA店内のPOP。26日に現地を訪れると、予想外の光景が…。
■店員が吐露する不安と現状
注目を集めたPOPに対し、TSUTAYA関係者と思われるユーザーからは「こんなPOPを貼っているのは一部の店舗だけです」「フランチャイズ店にとっては風評被害だよ…」「うちの職場では、届いても絶対に貼らないと上司が言っていました」などの声が多数上がっていたのだ。
確かにメルカリが運営するサイト「メルカリびより」内に記されたキャンペーン詳細を見ると、ポイント還元対象のTSUTAYA店舗は馬事公苑店、西五反田店、横浜みなとみらい店、赤坂店の4店舗であることが判明。
そこで記者は26日17時ごろに、該当店舗である西五反田店に向かってみたのだが、現地で予想外の事態と直面することに。
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■現地の店員も明らかに困惑
同店を訪れるのは初めてだったのだが、床や本棚のデザインを観察し、件のツイートで話題になっていた店舗であることを確信。そこでツイートの写真を頼りに、POPが展示されていたスペースを特定したのだが…店内のどこを見てもメルカリとのキャンペーン告知はおろか、メルカリ相場額のPOPは発見できなかった。
そこで店員に話を聞いてみると「本日、本部の方からPOPを全て剥がすよう通達がありました」「ただいま、こちらのキャンペーンは実施しておりませんが、今後の詳細につきましては私どもも現状分かりかねます」とのこと。
恐らくユーザーからの非難の声が運営陣に届いての緊急措置かと思われるが、26日18時時点で「メルカリびより」を確認すると、元々は13日から5月9日までの開催としていた同キャンペーンが28日に終了されるという情報が新たに更新されていた。
しかしまだ26日にも関わらず「2021/4/28(水) 18:00に終了いたしました」という表記になっていたかと思いきや、数分後にはキャンペーン期間が再度5月9日までに修正されていたりと、要領を得ない状態が見受けられ、迷走が続いている。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)