大阪市職員1611人(うち教職員447人)が多人数会食 その理由を人事担当に直撃
「送別会や歓迎会だったため、つい行ってしまった」と多人数会食参加者。
大阪市は職員と教職員あわせて1600人余りが、府や市の呼びかけに反する形で多人数などでの会食を行っていたと発表。しらべぇ取材班は人事担当者に、詳細を聞いた。
■部長級以上も24人が参加
大阪市人事課によると、先月1日から今月4日までの間に5人以上での会食または午後9時以降に会食を行っていた行政職員は1164人。部局別では、最も多い水道局が160人、消防局が154人、建設局が114人などとなっている。25人で会食を行っていたグループもあった。
職種別では、局長級が4人、部長級20人、課長級75人、課長代理級85人など。人事課長は「市民に自粛をお願いしている中、職員による多人数での会食が明らかになったことは誠に遺憾」とし、謝罪した。
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■あくまで自己申告
一方で同様の会食を行っていた教職員は447人で、校長3人や教頭4人、上記以外の教員412人などとなっている。また、この調査には臨時的任用職員(常勤講師)や時間講師は含まれていない。
その理由について教職員人事担当は「調査対象期間が今月4日までで、先月末で任用期間が切れてしまう職員はその期間から外れてしまうため」と話す。また、調査結果はあくまで教員らによる自己申告だという。
実際に会食に参加した教員は、「送別会や歓迎会だったため、つい行ってしまった」などと話しているそうだ。参加した教員への具体的な処分は決まっておらず、今後検討していくとしている。