白石市の小学校で木製ポールが折れて児童1人死亡 原因を教委に聞いた
ドクターヘリも出動し、懸命の治療を実施。当該校には児童のケアのために臨床心理士を緊急派遣。
27日午後3時頃、白石市立白石第一小学校の校庭に設置されている木製ポールが折れて、児童を直撃した。しらべぇ編集部は、教育委員会から当時の状況を詳しく聞いた。
■ポールが2人の児童を直撃
白石市教育委員会学校管理課によると、午後3時5分頃、校庭に設置されているネットに6年男子児童6人が寄りかかって遊んでいた。すると、ネットを支えていた2本の木製ポールのうち1本が根元から折れ、2人の児童を直撃。
児童から報告を受けた教員が児童の様子を確認したところ、1人は頭部を負傷し、もうひとりの児童は頬を負傷していた。頭部を負傷した1人は、鼻と口から血を流し、過呼吸や視線があっていない状態だったため119番通報。
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■ドクターヘリ要請するも
10分ほどで到着した救急隊が児童の様子を確認したところ、頭部を負傷した1人が質問に対してしっかりと受け答えができない状態だったため、隊員がドクターヘリを要請。
救急車でドクターヘリとのランデブーポイントまで搬送。その後ドクターヘリで仙台市の東北大学病院に運ぶ予定だった。しかし、午後4時頃心肺停止が確認されたため、急遽救急車でみやぎ県南中核病院に搬送した。