ビール開栓時、手元をよく見ると… 凄まじくロックな栓抜きに反響相次ぐ

今、あまりにロックすぎる栓抜きが話題に。誕生の経緯について、詳しい話を聞いてみると…。

2021/04/30 17:05



■誕生の経緯がロックすぎる

創業173年の歴史を持つ及富の後継ぎ・菊地海斗氏にコラボの経緯を尋ねたところ、ギターウルフのベーシスト・GOTZが岩手県出身の、同郷者であることが判明。

「昨年夏に南部鉄器と何かコラボができないか? とGOTZさんより連絡があり、試行錯誤の末『コロナ禍において疲弊する音楽業界に楽しい話題を』と思い、栓抜きというアイデアを思いつきました」「私自身もギターウルフのファンであり、思い出の曲である『ロックで殺せ!』という曲名をそのまま栓抜きにしています」と、菊地氏はコラボの詳細を語っている。


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■そもそも南部鉄器とは何なのか?

ここで補足しておきたいのが、そもそも南部鉄器とはどのような工芸品であるかという点。名前は知っているけれど、どんなものか詳しくは知らない…という人も多いことだろう。

南部鉄器

菊地氏にその歴史や魅力について尋ねてみると、「岩手県で鋳物が興ったのは古くは900年前、藤原氏によるものと伝えられます」「鉄器を作るにあたり必要な材料が豊富であったことから、こちらの文化が発展しました」と、ルーツについて詳しく説明してくれた。

岩手には鋳物の2大産地があり、旧南部藩にルーツを持つ盛岡の南部鉄器と、旧伊達藩にルーツを持つ奥州の鉄器が存在するそう。同県の鋳物産業をさらに振興することを目指し、伝統工芸品として国に指定されているのが、今回話題になった南部鉄器というワケだ。

南部鉄器

その魅力について、菊地氏は「南部鉄器は、岩手を代表するだけではなく今や世界中にファンのいる工芸品です」「お茶の道具、湯沸かしのものだけではなく、かつては装飾品や、仏教美術のものも作られています」と語る。

鉄製であるため「鉄分補給ができる道具」としても人気を博しているそうだ。


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■細かい部分も最高にロック

続いて、コラボ栓抜きに対する思いをGOTZに尋ねてみると「おれの地元、岩手県・奥州市にはアウトローな人がそれなりにいるんだけど、その中の1人、南部鉄器工房及富の菊地海人さんとギターウルフと南部鉄器で何か作れたら楽しそうだね! って話をしたことから、今回の『ロックで殺せ!』栓抜きが誕生しました」というコメントが。

GOTZ

続いて「この栓抜きは文鎮にも使えるし鈍器としても使える。何より栓を抜いた酒が何倍も美味くなるんだゼ! 君を守る素敵な栓抜きとして大切にしてくれたら嬉しいです。 よろしく!!!」と、期待を裏切らないロックなメッセージが飛び出した。

こちらの栓抜きは28日から5月5日までの期間中、予約を受け付けているので、決して見逃さないようにしたい。なお価格は6,900円(税込)で発送開始時期は6月9日からと、どこまでも「ロック」(69)にこだわるスタンスが最高である。

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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

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