犬食文化は今もなくならず… 韓国畜産農場から食肉処理を控えた50頭を救出

中国や韓国には、夏になると「暑気払い」として犬肉を使った料理やスープを食べる習慣があるという。

社会

2021/05/04 08:30

犬・マスティフ・ケージ・檻
(hanhanpeggy/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

「暑気払い、滋養強壮には犬の肉が一番だ」などという言い伝えによって、アジアには犬食文化がいまだ続いている国がいくつかある。このたび韓国では、畜産農家に対する抜き打ち調査がきっかけで、50頭の犬が救出された。

『India Times』や『Mail Online』など海外の多くのメディアが報じている。



 

■併設の食肉処理場で処分

ソウルの約40km南に位置する韓国の龍仁(よんいん)市。4月16日、ある畜産農家から約50匹の中型・大型犬が救出されたことを当局が明らかにした。

行政機関の抜き打ち調査により、ある農場で犬肉を扱っていることが判明。農家は動物保護法違反で検挙され、犬たちはそのまま置き去りにされたという。もしも摘発されなければ、犬たちは17日に併設の食肉処理場でさばかれる予定だった。


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■食べ物も水も与えられず

犬の種類は多くがマスティフあるいは韓国原産の珍島犬(ちんどけん)で、狭いケージに押し込まれていた。食べ物や水も与えられず、栄養失調からくる皮膚病を患っている犬、自力で立てない、歩けないといった犬も多かったという。

また、通常は電気ショックで食肉処分していたというが、大型のナイフも押収され、極めてむごたらしい方法がとられていた可能性があるという。

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