犬食文化は今もなくならず… 韓国畜産農場から食肉処理を控えた50頭を救出
中国や韓国には、夏になると「暑気払い」として犬肉を使った料理やスープを食べる習慣があるという。
■リハビリ後は里親のもとへ
救出された犬たちは現在、世界最大規模の動物保護団体であるヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(Humane Society International 略称:HSI)の韓国支部、LIFE、Korean K9 Rescue、およびYongin Animal Protection Associationで保護されている。
予防接種後、健康状態が回復したらアメリカとカナダにあるHISのリハビリセンターで過ごし、その後に里親を募集することになるという。
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■暑気払いに最適と信じる人々
韓国では毎年夏に、暑気払いとして犬肉をスープで食べる『ボクナル(Bok Nal)』という祭りが開催される。新型コロナウイルスの影響を受ける前は、年間100万頭の犬が消費されていたという。
中国・広西チワン族自治区玉林(ユーリン)市の『犬肉祭り』は、さらに有名だ。中国政府が食用が可能な動物のリストから犬を除外し、近くでは深セン市などが犬食を禁止したにもかかわらず、昨年6月にも『玉林夏至祭り』と名を変えて開催されたことが報じられた。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)