リゾートマンションの屋上プールが崩壊 地下駐車場が浸水し住民全員が避難に
今後の不安を訴えるテナントの借主。住民からも「手抜き工事か」と批判の声が上がっている。
■ガス臭に気づいていた住民
この事故で、マンションの住民が避難を余儀なくされた。また市の消防局の調査が完了するまで、付近のいくつかの施設が利用できない状況となった。
建設に当たったアルゴ(ARGO)社が市の職員と建物の安全に関する検査を行っている間、住民は付近のホテルに滞在し、費用は同社が負担。4月27日には私物を取りに、一度だけ自宅に入ることが許された。
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■完成してまだ3年
事故の翌日にはガス管の修理が行われたが、住民は消防当局の聞き取りに「以前からプールを保温する際、強いガス臭が漂っていた」「ガス臭が嫌でプールには近づいていない」などと話している。
ただし、マンションが完成したのはわずか3年前の2018年のこと。アルゴ社はさらなる調査を行うと約束しているが、テナントの借主や住民の一部は「今後にも不安が残る」と訴えており、粗末な工事に対する批判の声が上がっているという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)