千葉県知事選をお騒がせしたピエロ男・河合悠祐氏と”破天荒”・後藤輝樹氏が都議選に出馬会見

■破天荒な政治活動続けてきた後藤氏

会見に同席した後藤氏は発言を求められると、「後藤輝樹です。都議選に出ます」と述べて、発言を終了し、質疑応答にうつった。

筆者は河合氏よりも注目すべきは後藤氏だと思っている。後藤氏はこれまで10以上の選挙に挑戦し落選してきた。2016年の都知事選では政見放送で「ポコチン」を連発するもその部分は無音にさせられた。

昨年の都知事選政見放送ではオムツ姿になったり、ほぼ全裸になったり、人糞を模した小道具をカメラに向けて投げるなどして、物議を醸した。後藤氏のYouTubeチャンネル登録者は11万人になり、昨年、400万円の収益があったという。それを千葉県知事選の供託金にあてた。

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■後藤氏の奇抜な新党、党名は…

後藤氏といえば、4年前の都議選では都民ファーストの会に対抗して「国民ファーストの会」を結成して臨んだ。昨年の都知事選では「トランスヒューマニスト党」公認で挑戦。

千葉県知事選挙では一律月7万円の現金給付を訴える「ベーシックインカム党」公認で出た。その都度その都度、奇抜な政治団体を立ち上げ、それにあわせた政策をつくり、有権者に訴えてきた。

では、今回の選挙はどうするのか。筆者は後藤氏に質問した。後藤氏は「これまで訴えてきた政策を今回も訴えます」というので「ベーシックインカムも主張するのか」と問い返すと、「はい」との答え。

では、政党名はなんとするのか。後藤氏の口からは驚くべき答えが出た。「今回は『SDGs党』から出ます。SDGsの目標と自分の考えは一致する。公約はSDGsの理念の実現です」。

いやはや、先々月の千葉県知事選は「ベーシックインカム」が目玉で再来月の都議選は「SDGs」が目玉。とことん時流に敏感だと筆者は感じた。都議選の投票日は7月4日。とりわけ、葛飾区が賑やかで注目されそうだ。

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（取材・文／France10・及川健二）