パートの受付嬢が差別やいじめ被害を公表 企業に損害賠償金を求めた裁判で勝訴
女性は5年間、いじめに苦しみながらもパートタイマーとして仕事を続けた。
■損害賠償金を勝ち取る
裁判は直接の加害者たちではなく、社員の教育や管理がなっていなかった会社の責任を問うものだった。法廷では、差別やいじめの事実、そして上司の安全配慮義務違反が認められ、ルウィッカさんは勝訴。日本円にして350万円の損害賠償金が支払われるという。
さらに上層部となるヨーロッパフォード社は、社則にいかなる差別、いじめも容認しないことを掲げており、きちんと非を認めている。ルウィッカさんの勝訴は、非正規労働者の権利向上における大きなステップとなったに違いない。
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■職場でいじめに遭った経験は?
しらべぇ編集部が、全国の20~60代の会社員経験者の男女899名を対象に調査したところ、4人に1人が「職場でいじめを受けたことがある」と回答。女性は仕事を覚えたての20代、そして能力の衰えを自覚するようになるといわれる50代で多いことがわかった。
人というのは、良好な人間関係の職場でこそ能力を100%発揮し、会社のためにもっと頑張ろうと努力するもの。仕事を覚えた人材がいじめを理由に辞めるようでは、職場にとっても損失になるだろう。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国20代~60代の会社員経験がある男女899名(有効回答数)