リアルすぎる『こびとの部屋』が話題 「毎日楽しくて仕方ない」というクリエイターを直撃
芸術的センスを磨いてくれた両親に大変感謝している。
今どきの高校生人気職業ランキングには、ゲーム業界の仕事(デザイナー、クリエイターなど)や設計者、開発者がトップ10入りしている。そんな中、高校生から活動を初めて、現在はプロとして活躍中のクリエイター作品が話題を呼んでいる。
■昼食を食べ忘れるほど没頭
Mozu(水越清貴)氏(22)が制作した「こびとシリーズ」は、全7作品ある。わきにあるコンセントがポイントで、これがあることでサイズを実感することができる。
照明スイッチを押すと…!?
僕の部屋には小さな友達が住んでいる。こびとシリーズ第7弾。
「こびとのベランダ」
全て手作りのミニチュア作品です。
制作期間は約6ヶ月。 pic.twitter.com/x69N2EtFjv— Mozu 11/28まで名古屋で個展 / (@rokubunnnoichi) May 12, 2021
中身は、細部までリアルに表現されており、水越氏は「ファンタジーと実生活の中間を目指している」と話す。このこびとシリーズの制作について、「楽しくてしょうがないほど。作品づくりに没頭し、昼食を食べ忘れることもある」と語る。
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■両親に感謝
水越氏は3歳頃から絵を描くことを始め、その後ものづくりにハマっていった。両親が会社を経営していたこともあり、一人で過ごす時間が多く、その際にゲームやテレビに偏りすぎないように、工作などを教えてくれたという。
「父は絵が大変うまく、母もセンスが良かった。両親に芸術的センスを磨いてもらえて、大変感謝している」と話す。芸術系の高校に進学した後は本格的にコマ撮りも始めた。高校1年時につくったジオラマ作品は、アジア最大級の短編映画祭で最優秀ゴールドを受賞。
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■出張制作も可能
現在は自身の会社を経営しながら、Youtuberとしても活躍中だ。投稿されているこびとのシリーズは、壁と床のセットの中につくられている。実際に実家につくろうとしたところ、母に「やめてほしい」といわれたそうだ。
縦長サムネ記念#ミニチュア pic.twitter.com/N6AZg1TGvd
— Mozu 11/28まで名古屋で個展 / (@rokubunnnoichi) May 6, 2021
完成した家や新築中の住宅でも再現することが可能で、依頼があれば出張して制作するとのこと。さらに、コマ撮りアニメの制作も行っており、「今後は長編作品にもチャレンジしていきたい」と意気込んでいる。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)