佐藤健寿氏、『クレイジージャーニー』の撮影で考える 「松本さんなんて言うかな」

『クレイジージャーニー』の“顔”とも言える奇界遺産フォトグラファーの佐藤健寿氏がインタビューに答えた。

2021/05/17 09:00


 

■旅の始まりは“企画”をスタッフに伝えるところから

―――佐藤さんの撮影旅は、企画から撮影までどんな感じで行われるんですか?

佐藤氏:旅の始まりは「ここに行こうと思っています」と、企画をスタッフに伝えるところからです。日本からは番組ディレクターと行って、現地でコーディネーターが加わることもあります。


現地では僕が撮りたいものを撮って、ディレクターは後ろからついてきてくれる感じなので、ほぼドキュメンタリーの撮影と同じ。ただ、今回も僕がカップラーメンを食べているところを撮影していましたが、「なんでこれを撮ってるんだろう?」と思うことは毎回あります(笑)。


関連記事:Gカップグラドル・園都 サウナの艶肌グラビアは「たっぷり汗をかきながら…」

 

■アメリカの死体農場の腐臭がすごかった

―――これまで番組が同行したなかで、思い出深い撮影旅は?

佐藤氏:たくさんありますが、一つはアメリカの死体農場。腐臭がすごくて、生臭いとかいうレベルのものじゃなくて。取材が終わって4人で車に乗りましたが、匂いを消そうと3人が紙タバコを吸って、それでも消えなくて…。


台湾のお葬式もシュールで印象深いです。ただ、僕らにとっては奇異に映るものも、その土地においては当たり前のことなんですよね。


 

■全く違う視点から面白さを無限に掘り起こす

佐藤氏:撮影していると、そんなふうに“普通”が揺らぐのがすごく面白い。突き詰めれば「普通ってないよな」と思うし、変な偏見はなくなります。一方で、多くの人が驚いたりするモノも、僕は「どこかで見たな」って全部が相対化されていく感じがあります。


だからこそ感覚がマヒしないように、自分の中で新鮮さを保つ努力は必要です。そういう意味でも、MCの松本さんはすごいなと思います。どんなものに対しても、全く違う視点から面白さを無限に掘り起こしていきますからね。

・合わせて読みたい→佐藤健、タートルネックへの強いこだわりを告白 『恋つづ』では20着以上試着も

(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

松本人志小池栄子フォトグラファー設楽統クレイジージャーニー佐藤健寿奇界遺産
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング