逃走アミメニシキヘビをアパート屋根裏で発見 消防は「生きたまま容器に入れて捕獲」
近所の住民は「子供が怖がって外出できない。あなたが見つけだせ」と飼い主に詰め寄る場面も。
横浜市戸塚区名瀬町のアパートから逃げ出した体長約3.5メートル、体重約13キロのアミメニシキヘビがついに見つかった。前日には神奈川県警戸塚署が捜索打ち切りを発表したばかり。しらべぇ取材班は、発見時現場にいた戸塚消防署員から話を聞いた。
■専門家2名が中心に捜索
戸塚消防署によると、22日は日本爬虫類協会理事長ほか1名の専門家が中心となって、アパート全域の屋根裏の捜索を実施。戸塚消防署からは、午前に4名、午後は12名が捜索に参加した。
午後にアミメニシキヘビがアパート屋根の骨組みに巻き付いている姿を発見し、午後4時44分に生きたまま捕獲し容器に入れたという。その後消防は撤収。
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■延べ269人を動員
同じアパートに住む住人からは「屋根裏から音がする」との声があがっていたため、管理会社やオーナーが協議し、隣人の許可も得られたため、22日にアパート全域の屋根裏捜索が実現した。
神奈川県警は7日から21日まで延べ269人を動員し、アパートから約300メートルの範囲内を重点的に捜索。先端にカメラがついたファイバースコープを使い、アパート自室の屋根裏、近隣住宅の屋根裏、床下、下水道も探したが見つかず。近所にはねずみを使ったわなも仕掛けられた。
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■爬虫類マニアの飼い主
飼い主はアミメニシキヘビのほかに、ビルマニシキヘビなどヘビ3匹、ワニ1匹、カメ1匹を飼っていたが、今回の件を受けて爬虫類業者に譲渡したという。
近所の住民が、「子供が怖がって外出できない。あなたが見つけだせ」と飼い主に詰め寄る場面もみられた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)