大自然の警告文、ルビをよく見ると… 「そうはならんやろ」とツッコミ相次ぐ
ふと目に入った電力会社の注意書き看板。そのユニークすぎる「振り仮名」に対し、驚きの声が相次いでいる。
特殊な振り仮名、ルビなどは漫画の世界では日常茶飯事。例えば漫画『北斗の拳』を読んだ経験のある人ならば「強敵」という二文字は、迷わず「とも」と変換してしまうことだろう。
作者のセンスが如実に現れ、あまりにユニークすぎる作品はそれだけでファンから支持されることも少なくないのだが…。
■ニュアンスは間違ってない
5月某日、とあるツイッターユーザーは九州某所にて、独特すぎる注意書きを発見。
九州電力がフェンスに取り付けたもので、同社のゆるキャラ・みらいくんのイラストが添えられた看板には「危険ので柵内に立入らないで下さい」と表記されている。
少々送り仮名が不足している気もするが…決して読めないことはない警告文。と思いきや、補足された送り仮名を読むと、こちらの注意書きは「危険(あぶない)ので柵内(さくのなか)に立入(はい)らないでください」と読むのが正しいことが判明した。
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■「そうはならんやろ…」とどよめき
あまりに特徴的すぎる読み方を受け、他のユーザーからは「そうはならんやろ…」「このセンスは好き」といった反響の声が続出。「漢字が読めない子供がイメージしやすいし、大切なことだと思う」といった具合に、九州電力の工夫に感心する意見も少なくない。
さらには、「振り仮名が独特すぎる漫画」の代表格として名高い『疾風伝説 特攻の拓』の作中台詞である「不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまった」を連想するユーザーも多数。
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■どういう意図が込められているのか?
話題の看板について投稿主に話を聞いてみると、こちらの看板は「九州の、とある滝の観光スポットで見つけました」とのこと。
そこで件の看板の写真を実際に同社の担当者に確認してもらったところ、「大変申し訳ありませんが、作成した年や場所など不明な点が多いため、作成者を探し出すのが難しい状況です…」という回答が。
残念ながら誕生経緯は明らかにならなかったが、独特すぎる振り仮名の看板は、今日も日本のどこかで人々に危険を忠告(つた)えるべく、職務を継続(つづけ)ていることだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)