線路内で車両をバックさせて走行する高齢者 「10分後に電車がきて危機一髪だった」と目撃者
運転していたのは70~80代くらいの高齢女性か。衝撃の光景に驚きを隠せない目撃者。
■場合によって威力業務妨害罪
専門家は、「列車が運行されている一般の線路内に立ち入る行為は、それだけでは犯罪にならない。場所によっては、線路の監視、囲いなどが十分ではないため、それだけでは運行を危険にする要素が少ないので刑事罰の対象ではない」と話す。
「ただし、線路内に侵入して列車を停車させ運行を遅延させると民事上の損害賠償の問題になる可能性はある。場合によっては、威力業務妨害罪に問われる可能性がある」という。
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■3月には衝突事故発生
JR常磐線では3月に、土浦ー神立駅間で品川発勝田駅普通列車が線路内に進入してきた乗用車と衝突。警察の捜査車両が、この乗用車を直前まで追跡していた。
運転手は行方をくらましたが、その後の警察の調べで、乗用車は車検が切れていることが判明。また、別の車のナンバープレートが付けられていたことがわかった。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)