電車内で数学を勉強していたら… 見知らぬおじさんの一言に「感動した」と反響

「なぜ勉強をしなければならないのか?」と疑問に感じている若者は少なくないはず。こちらに対し、雄弁かつ感動的なエピソードが明らかになっている。

2021/05/26 12:00


電車内
(Robert Wei/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

「こんなこと覚えても、社会に出て何の役に立つんだよ…」という愚痴は、勉強につまずいた際、誰しもが頭をよぎってしまうもの。

実際に口に出した経験のある人もいるかと思うが、現在ツイッター上では「勉強する理由」に対する感動的なエピソードが注目を集めている。



■電車の中で出会ったのは…

話題となっているのは、生物学者、ハーバード大学博士研究員である佐々木浩氏が25日に投稿した一件のツイート。

「高校時代、電車内で数学の勉強をしていたら、隣のおじさんに話しかけられた」という書き出しから始まる投稿で佐々木氏は、見知らぬ男性から突如声をかけられたエピソードを明かす。

男性は「三角比はやっとけ。俺は大工だから、サインコサインは毎日使うんだ」「エジプト人もピラミッド建てるのに使ったんだぞ」と佐々木氏に忠告し、「兄ちゃん、勉強頑張れよ」という言葉を残して電車を降りていったという。


関連記事:「おじさん構文」あえて使う若者が急増? 羽鳥慎一からの“忠告”に反響

■「こういう大人になりたかった」と感動の声

現在は生物学者として、ハーバード大学博士研究員として活動中の佐々木氏。同ツイートは「おじさん、僕も今、毎日使ってますよ」という、なんとも粋な一言で締められている。

こちらの感動的なエピソードをつづったツイートは、投稿からわずか一日足らずで3.6万件以上ものRTを記録し、他のユーザーから「とても素敵な出会い、感動しました」「こういう大人になりたかった…」といった反響の声が相次ぐ事態に。

他には「自分も社会人になってから高校数学の知識が必要になって、感動した経験あります」といった声が多数寄せられており、「三角比は思わぬ場所で役に立つ」「微分積分はやっておいた方が良いぞ」など具体的なリプライも散見された。

続いて記者は、話題のツイート投稿主・佐々木氏に、今回のエピソードに関する取材を敢行。ツイッターの「140字」に収まらなかった、心温まる舞台裏が明らかになった。

次ページ
■「5分間」の出会いが与えた影響
電車勉強ツイッター数学高校思い出話題
シェア ツイート 送る アプリで読む

編集部おすすめ


人気記事ランキング