有楽町、高架下の知られざるヒミツが判明 「これは間違える…」と驚きの声相次ぐ
4月末に投稿された「有楽町駅の高架下」にしか見えない写真。しかし驚くべき事実が明らかに…。
■日本とドイツにとって記念すべき年
投稿からわずか数日で、8,600件以上ものRTを記録した今回のツイート。
本文に添えられたハッシュタグにある通り、今年は日本とプロイセン(当時)の「修好通商条約」締結が、1861年1月24日に実施されてから160年目を迎える。
そんな節目となる年、日独協会では様々な企画を予定しており、同協会の担当者は「今年、日独漫画コンクールをベルリン独日協会と共同開催します。また、会報誌やイベントで、日独理解の分野で活躍している方々をピックアップしてご紹介していく予定です」と詳細を語る。
「日独協会も今年で設立110周年を迎えますが、今後も伝統を大事にしつつも、変化し続ける社会に対応しながら、ドイツ語圏の文化や社会について紹介していきたいと思います。SNSでの発信もその一つです」と、今後の展望についてもコメントしてくれた。
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■有楽町駅の下へ行って、さらに衝撃
今回、有楽町とベルリンの風景があまりに似ていることに衝撃を受けはしたが、「有楽町の高架下にドイツ要素がある」という事実を案外すんなり受け入れられたのも事実。
というのも、思い返してみると、有楽町の高架下にはドイツ料理屋が店を構え、黒・赤・金の3色を基調としたドイツ国旗が店頭にはためいていた記憶があったのだ。
実際、日独協会の担当者も「ツイッターで多くの方が、高架下にあるドイツ料理屋についてコメントされていました」「コロナ禍の中で、有楽町でビールを飲む、ということが日常ではなくなった今だからこそ、ドイツレストランでの楽しかった記憶が一緒によみがえってきて、多くの方に反応頂けたのかな、と思っています」とも分析している。
4月某日、記者は有楽町駅の高架下にあるドイツ料理店「Baden Baden」を直撃。件のツイートを見てから現地を訪れると…もはやそこはベルリン市街としか思えなくなってしまった。
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■「ドイツ本国よりウマい」絶品料理
ドイツ料理にぴったりなビールを豊富に取り揃えた同店だが、現在は緊急事態宣言の影響を受け、アルコールの提供はストップ中。そこで今回は「ノンアルコール」でドイツ料理そのものの味を堪能することに。
焼き立てのプレッツェルはもちろん、欧州で根強い人気を誇るカツレツの「シュニッツェル」など、あらゆる料理が激ウマであった。
特にシュニッツェルに関しては、店主から「ドイツ本国で食べるより美味しいですよ!」と自信あふれるひと言が飛び出すほど。
店主が先代店主である父から受け継いだという同店は、外観だけでなく内部のインテリアからもドイツの空気を発している。
親子2代で集めたというアンティーク感あふれる内装の数々に囲まれていると、日本国内にいながらドイツ旅行を経験しているかのような錯覚すら覚えてしまった。
現在は、緊急事態宣言の影響で休業中の同店。営業再開は6月1日を予定しているので、有楽町を訪れた際はぜひ、絶品のドイツ料理を堪能してほしい。
【店舗詳細】
「Baden Baden」
東京都千代田区有楽町2-1-8
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)