尾木ママ、学生のストレスに具体的な支援を提案 「やることは無数にあります」
ストレスに苦しむ学生への支援を求めている尾木ママ。授業料の削減などの具体的な施策を呼びかけている。
“尾木ママ”の愛称で親しまれている教育評論家・尾木直樹氏が2日、自身のAmeba公式ブログを更新。学生のストレスに対する支援についての考えを示した。
■学生の46%がストレス
以前から、コロナ禍における子供たちのストレスについて案じていた尾木ママ。
「徳島大学の先生のネット調査。22.8%が治療を要する抑鬱(うつ)症 46%がストレス抱えている」と書き出した。
続けて、「理由は、大学生ではオンラインでの授業の影響、友人を作れないこと、就職への不安。少しでも学生の立場になれば無茶苦茶理解できます」とつづった。
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■展望のある環境作りを
さらに、「単なる心理主義的メンタルケアだけでなく、具体的な解決や展望のある環境作りこそ肝要ではないでしょうか! 何よりも大学当局自ら先頭に立って示すべきです」と主張。
その解決法として「授業料の半額削減」「施設費、実験実習費用は免除」「生活困窮学生への食事・食料支援」と提案すると、「さらに学生へのワクチン接種計画。やることは無数にあります。つながれる小さな政策を無数に打ち出してくださいませ!」と求めた。
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■ゴールテープがいきなり20キロ先に
また、調査のデータは今春ごろのものだったとして、現在の状況については「ゴール寸前で、ゴールテープがいきなり20キロ先に設定し直されたも同然です」と尾木ママ。
最後は、「もはや<我慢>なる言葉は使わないでくださいね。メンタルケア必要なときに、批判や強制でない言葉選んでくださいね」と呼びかけている。
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(文/しらべぇ編集部・しばたけろこ)