舛添要一前都知事、東京五輪開催に改めて疑問呈す 「多くの国民には届かない」

舛添要一氏が、東京五輪の開催について改めて批判。厚労相の経験から「公衆衛生上は疑問を持つ」としている。

2021/06/07 12:30

舛添要一
(©舛添要一公式ツイッター)

前東京都知事の舛添要一氏が7日、自身のツイッターを更新。東京五輪の開催について改めて批判した。

舛添氏は、参院議員時代の2007年から2009年まで厚生労働大臣を務め、2014年に都知事に就任。五輪の施設整備費の高騰を問題視し、会場として新設する予定だった施設を既存の施設に変更・改修するなどして整備費を約2000億円圧縮していた。



 

■開催強行に改めて疑問

舛添氏は、「私は都知事時代、競技施設建設費を削減するなど、全力を挙げて東京五輪の成功のために努力してきた」とツイート。

続けて、「しかし、元厚労相としては、公衆衛生上は開催強行には疑問を持つ。開催利権やコロナ商売で大金儲けしている者が開催強硬論をぶっても、コロナで塗炭の苦しみにあっている多くの国民には響かない」と批判した。


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■「コンパクト五輪」掲げていたが

現在、東京五輪の予算は1兆6440億円とされており、ユーザーからは「舛添さんのころの東京五輪の予算って、1兆円も行ってなかったはずですよね? 確か開催決定当初は5000億円くらいのコンパクト五輪をうたっていたはずです」といった声が。

また、「毎日の感染数評価で検査数がないのに、何を根拠か分からない」とのコメントも寄せられている。

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(文/しらべぇ編集部・しばたけろこ

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