尾木ママ、東京五輪への小中学生動員を懸念 「東京もやめて!」
教育評論家の尾木直樹氏がブログを更新。東京都の小中生徒動員に関して懸念を表明した。
「尾木ママ」こと教育評論家の尾木直樹氏が、12日に自身のAmeba公式ブログを更新。東京都の小中学生の東京五輪への動員について、「辞退すべき」と持論を述べた。
■東京都では81万人が予定
尾木ママが懸念するのは、「学校連携観戦チケット」という仕組みを利用した観戦について。自治体や学校単位でチケットを購入する仕組みで、東京都では81万人の小中学生が観戦する予定になっていた。
しかし組織委はコロナ禍の中、このチケットのキャンセルを受け付ける方針で、埼玉県などでは大規模なキャンセルも報じられていた。
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■コロナに加えて熱中症リスクも指摘
尾木ママは、「感染 熱中症のリスクが高すぎて非教育的 学校でTV観戦が安心安全ではないでしょうか!」と指摘。「最寄り駅の手前で下車して徒歩で会場まで行くなんて、危険過ぎると考えないのかしら?」疑問を呈した。
なお、IOCのコーツ調整委員長は、5月21日の会見で緊急事態宣言下でも大会は開催はできると明言。また、有観客での五輪開催を視野に行動しているため、教員や保護者からは心配の声も上がっている。
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■混雑緩和は実現可能か
オリンピック・パラリンピック開催に向けた感染症対策の取り組みとして、「飛沫感染症対策」「接触観戦防止策」「混雑を緩和するシステムの導入」を行っている。
しかし、前例のないパンデミックの状況下での世界的な大規模イベントで感染対策をきちんと遂行できるのか、懸念が高まる。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)