山頂で今年4回目の焚き逃げに自治体が怒りの投稿 火災も起きたマナー違反の事態
警察はパトロールを強化しており、立ち入り禁止時間に入った人に関しては捕まえる方針。
■高尾山では山火事発生
12日午後には、高尾山(東京都八王子市)リフト山上駅付近の尾根で山火事が発生。
東京都環境局はツイッター上に、「幸い多くの人の手で早期に消火されましたが、危うく大きな森林損失に発展するところでした。一歩間違えれば大惨事!歩道から外れての火の使用は絶対やめてください」と投稿。
【お知らせ】本日、#高尾山 のリフト山上駅付近の尾根で #山火事 が発生しました。幸い多くの人の手で早期に消火されましたが、危うく大きな森林損失に発展するところでした。一歩間違えれば大惨事!歩道から外れての火の使用は絶対やめてください。(多摩環境事務所 高尾レンジャー・自然公園担当) pic.twitter.com/1C2lHZoKgy
— 東京の自然公園 (@tokyonp2017) June 12, 2021
当時、細い道をすばやくかけあがる消防活動二輪車(通称赤バイ)が、何台も出動。また、ケーブルカーを使って作業に向かう消防隊員の姿もあった。さらに火災の影響から一時リフトがストップし、長蛇の列ができた。
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■キャンプ場でキャンプ禁止
このような事象は、全国各地で相次いでいるが、燃え残った炭や灰を放置すれば廃棄物処理法違反(不法投棄)に、焚き火の不始末で山火事になると森林法違反(失火)になり得る。
岐阜県揖斐川町の粕川オートキャンプ場では、モラル悪化により、周辺住民からの苦情が相次いだという。そのため、現在このキャンプ場ではキャンプやバーベキュー(火気使用)などは、一切禁止となっており、散策などしかできない状態だ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)