自販機で「負けられない戦い」に遭遇 手に汗握るプレッシャーに反響相次ぐ

一見すると何の変哲もない自販機。「高度な心理戦」が発生するトラップが仕掛けられていると話題になっている。

2021/06/18 05:45



■突如勃発した心理戦

自販機
(画像提供:KITさん★街乗りMTBおじさん)

通勤途中、神奈川県・平塚市の某所にて件の自販機を発見したというKITさん。

当初は自販機本体に大きく表示されている「80円」の缶コーヒーにしか注目しておらず、百円玉を投入してコーヒーを買い、釣り銭を取ろうとしたタイミングで初めて排水溝に気付いたという。

思わず「うわ! なにこの排水溝!? 怖!」とパニクってしまうも、その後は突然発生した心理戦を制し、落下させることなく無事に釣り銭を取り出すことに成功。「めっちゃ緊張しました」「眠気覚ましのコーヒーを飲む前に目が冴えてしまいました(笑)」と、当時の心境を振り返ってくれた。


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■自販機管理会社の反応は…

自販機の釣り銭返却口付近に排水溝が口を開けている…という緊張感高まるシチュエーション。果たしてこういった立地条件にある自販機及び、ユーザーを救出する手立てはないのだろうか。

そこで「株式会社ユカ」の担当者に今回のケースについて聞いてみると「自販機を設置できる場所というのは限られているため、排水溝が真下に来てしまうといったケースも少なくありません」という回答が。

止むを得ずにそうした場所に自販機を設置する際は、排水溝の部分に「ネットをかける」といった対策を講じているそうで「十円玉ならまだ諦めがつきますが、五百円玉なんかを落としたら…と考えると、やはり怖いですからね」と、利用者目線に立ったコメントを見せてくれた。

街中の排水溝にネットが張られていたら、それはひょっとしたら付近の自販機を使用する人々に向けた配慮なのかもしれない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

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