佐藤二朗、“演技派俳優”への違和感を指摘 「僕ら側にも責任があります」
「演技のプロが俳優なんだよ」。佐藤二朗の言葉に、ツイッターユーザーからも共感する声が多く上がっている。
18日、俳優の佐藤二朗が、自身の公式ツイッターを更新。“演技派俳優”の表現に異論を唱え、仕事に対する熱い思いを明かした。
■“演技派俳優”に違和感
「正直ここまできたか」とこぼす佐藤。以前から“演技派俳優”との表現に疑問を感じていたようで、「演技のプロが俳優なんだよ」とコメント。
続けて「はるうる、ひきこもり先生、ファブル2、6月の作品、どうか全部観てください」と投げかけ、「“演技派俳優”という表現が、いかに俳優をバカにした表現が痛切に分かるはずです」と異論を唱えた。
以前、テレビである俳優さんを紹介するのに「演技派俳優」とのテロップ。正直ここまできたかと思った。演技のプロが俳優なんだよ。はるうる、ひきこもり先生、ファブル2、6月の作品、どうか全部観てください。「演技派俳優」という表現が、いかに俳優をバカにした表現が痛切に分かるはずです。
— 佐藤二朗 (@actor_satojiro) June 17, 2021
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■ファンからも「変な日本語」
佐藤と同じく疑問や違和感を覚えていたファンもいたようで「なんか変な日本語と思ってた」「はい、その通り 私も常々違和感がありました」「演技していない俳優なんて居るのかって話ですよね〜」と共感する声があがった。
また、佐藤のツイートをきっかけに考えさせられたというユーザーたちからは、「言われてみると、確かにプロに対して大変失礼な紹介ですね」「確かに。俳優は演技する職業だもの。失礼しちゃう!」「『演技派俳優』と言っている人は褒め言葉だと思って使っているのだと思います」などの書き込みも寄せられている。
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■佐藤「僕ら側にも責任があります」
さらに投稿から数時間後、佐藤のこの発言を取り上げた記事が配信されると、佐藤は再びツイッターを更新。
「僕ら側にも責任があります。てか、僕ら側にこそ」とし、「30年のプロでも動物や子供に喰われる(故に奥深いとも言える)のが芝居です。ある人の言葉です。『ただ、芝居にだけは我々は彼岸にいたい』」と自身が感銘を受けたと思われる言葉を引用し、あらためて熱い思いを伝えた。
また、佐藤が挙げた作品を観たというユーザーからは、「めちゃくちゃ感動しました。泣きました」「思わず見入ってしまいました」と多くの感想が書き込まれている。
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(文/しらべぇ編集部・植野春香)