夏休みの家族旅行で起きた悲劇 海で泳ぐ15歳少女が落雷事故で死亡
落雷により人体に流れる大電流。命が助かっても、長期観察が必要な後遺症に悩まされることがあるという。
■一撃の水面電動で多数が死傷
落雷事故は水たまりのほか、稀に海や湖などでも起き、その場合、被害にあうのは主に船やサーファーだ。しかも、たった一撃でも水面伝導が起きるため、複数の人の命が奪われることがある。
1987年8月に高知県の海で起きた落雷事故では、サーフィンをしていた6人が死亡、7人が重軽症を負った。亡くなった6人のうち1名は心肺停止が起きたとみられるが、他の5人は、衝撃のあまり気を失い溺死したと考えられるという。
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■長期にわたる健康観察
落雷により人体に大きな電流が体内を流れると、深刻な場合は心肺停止状態に陥る。軽い人でもやけどを負い、爆風により鼓膜が破れ、意識障害に見舞われることがある。
治療とともにそれらは改善していくが、中枢・抹消神経障害、知覚異常、脳内出血、網膜損傷,聴覚障害など、長期にわたりさまざまな後遺症に苦しめられる例も少なくないという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)