ネズミ大量発生で阿鼻叫喚のオーストラリア 就寝中に眼球を狙われた被害例も
「1匹いたら100匹いる」と言われる厄介なネズミ。火災や事故の原因にもなるため、恐怖は大きい。

近年、ネズミの大量発生が問題となっているオーストラリア。その被害の数々を、イギリスの『The Sun』など海外メディアが報じている。
■就寝中、目元に痛みが
ニューサウスウェールズ州で先週、農家を営んでいる女性がネズミに眼球を狙われたことが、大きな話題になった。就寝中に突然目元に痛みを感じて飛び起きたところ、枕元にネズミがおり、まぶたには噛みつかれた痕がはっきりと残っていたという。
細菌感染の恐れがあることから、女性は病院で検査を受けた。大事には至らなかったが、「30年間生きてきて、これは最悪な出来事だったわ」とメディアに語っている。ネズミは夜行性ゆえ、主に人々の就寝中に家の中を動き回っているのだ。
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■夜も眠れぬ人々
また、ナロマインという田舎町に住むミック・ハリスさんは、就寝中に何かフワフワとした生物が耳元から顔に上り、横断する感触を覚え、ゾッとして目が覚めた。
ベッドから出てみると、やはりそこにはネズミの姿が。ベッドの下に罠を仕掛けてみたものの、ネズミはなかなか捕まらず、一睡もできなくなってしまったという。
ミックさんの妻も以前、就寝中にネズミに指を噛まれたことがあった。不安を募らせている夫妻は、メディアの取材に「子供たちも夜中に突然起きてしまい、『ネズミがいる!』と泣き叫ぶんです」と話している。