新幹線の車内からあと10日で「消えるモノ」 その不便さに妙な懐かしさを感じた

1965年に始まった新幹線内の「列車電話」(公衆電話)が今月いっぱいでサービスを終了する。最後のチャンスに記者は電話を探した。

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2021/06/21 05:15

新幹線車内
(Zoonar/N.Okhitin/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

1965年から新幹線の車両内に設置されていた「公衆電話」が、あと10日ほどで完全に姿を消すことをご存知だろうか。

公衆電話を常用しなくなって久しいが、なくなる前に今一度この電話を見ておきたいと思った記者は新幹線に飛び乗った。


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■6月30日でサービス終了

列車電話

JR東日本、JR西日本、JR東海、JR九州、JR北海道の連名で、「新幹線における列車公衆電話サービスの終了について」という発表が出されたのは今年3月18日のこと。

このお知らせには、6月30日を最終日に、同月7日より順次車両ごとにサービスを終了させていくことが示されており、その理由として「近年、携帯電話の普及により列車公衆電話サービスのご利用が減少していることに加え、トンネル内などを含め、すべての新幹線で携帯電話の利用が可能になったこと」と記されている。


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■懐かしのフォルム

列車電話

東京・品川から名古屋方面に向かうN700系16両編成の新幹線「こだま」に乗った。車内の案内地図によると現在設置されているのは4号車、12号車の2か所のみとのこと。車内では定期的に公衆電話サービスが終了することがアナウンスされている。

前の方に乗っていた記者は4号車でその公衆電話を見ることができた。機械はおなじみの緑色で、テレフォンカード専門と書かれている。公衆電話を使って久しぶりに実家に電話しようかと思っていたが、テレカのことを一切忘れていたことにここで気がつく。やってしまった…。

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■車両でテレカを探す旅

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