尾木ママ、東京五輪の小中学生動員に改めて懸念 意見伝え続ける「諦めが最大の敵」
五輪の無観客開催や小中学生の動員中止が実現していないことを嘆いた尾木ママ。「諦めが最大の敵」とつづる。
「尾木ママ」の愛称で親しまれる教育評論家・尾木直樹氏が22日、自身のAmeba公式ブログを更新。東京五輪・パラリンピックの有観客での開催などについて改めて懸念を示した。
■願いは少しも実現せず…
五輪について、無観客での開催にすること、小中学生の観戦動員をやめることを以前から主張していた尾木ママ。
「観客は一万人、その他スポンサーやIOCファミリーなどが数千人、最大一万人、合計、多分二万人の開会式の予定といいます。やはり小中学生は【動員】して【感動】与えるのだといいます」とまとめると、「あぁ、尾木ママの願いは少しも実現せず! やれやれ。多分【バブル方式】なんて鼻から破れますよ。予言します」と嘆いた。
続けて、「もう組織委員会や五者協議会もスッキリしていない頼りなさを感じます。どうすれば国民の声、届くのかしら?」と記した。
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■政治不信を心配
尾木ママは、その後に更新したブログでも「感染危機が世界でも複雑化しながら、国民を苦しめているのは日本が突出しているのではないでしょうか? 無観客か延期かそれとも中止か? 議論百出すれども全てスルー? 議論が実らないのです。国民的心配や意見とは違う座標軸で決まっていくような気がするのです」と指摘。
「国民の政治不信→全てへの諦め? なんて構造にならないか心配が膨らむ尾木ママです」と案じる。