東京密着型中華「福しん」が手がける謎の自販機が話題に コスパは業界随一?
コロナ禍にありがたい中華料理の自動販売機。現地まで足を運んで分かったこととは…。
コロナ禍で日本各地に増加している無人の冷凍餃子販売店。飲食店が閉まっている時間帯にとてもありがたい存在である。
そんな中、都内に約30店舗を展開する中華料理チェーン「福しん」が、冷凍の自動販売機を設置しているとネットで話題だ。どのような商品が販売されているのか確認をするため、現地まで足を運ぶことに。
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■全部で5つの自動販売機が設置
福しんといえば、リーズナブル価格で多彩な中華料理が楽しめる庶民の味方。過去には埼玉エリアにも店舗があり、東京在住者なら一度は見かけたことがあるだろう。
記者が向かったのは、半蔵門線水天宮駅直結の「福しん水天宮前T-CAT店」。この他には、要町店、千川店、練馬店、毛呂山工場(埼玉)に設置されている。
店舗入口に「冷凍自販機はこちらです」という案内書きを発見。店員に詳しい話を聞いてみると、同じ施設内のフリースペースに設置されているという。店舗前ではなく、少し離れた場所にあるとは驚かされた。そしてヒントの出し方がRPGゲームのようで、なぜだか胸が高鳴ってしまう。よし、いったろうじゃないか。
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■リーズナブルな価格で販売
店員の情報を手がかりに進むとそれらしき自販機を発見、のぼりが立っているので間違いないだろう。周りには椅子とテーブルが並べられており、休んでいる人が多い空間だ。そこで飲料の自動販売機のように、ぽつんと佇んでいるのは少しシュール。
気になるラインナップは定番の「冷凍生ギョウザ」(30個入り/600円)、「冷凍ニラギョウザ」(20個入り/500円)から、自販機では珍しい「ラーメンセット」(麺4つタレ4つ/400円)、「チャーシュー」(10枚入り/800円)など。店内飲食だとラーメンが390円、餃子が6個で200円なので、一食分で計算してもお得なのは間違いない。意外と使えるぞこれは…!
記者は少し悩みつつも、オーソドックスな「冷凍生餃子30個入り」を購入。そして、メニューの写真が今どきではなく、90年代に親と一緒に行ったテーマパークの冷凍フード自販機を思い出す。令和の時代なのに、なんてノスタルジックなのだろうか。