河野太郎大臣、ワクチンめぐるデマを次々と否定 不妊や安全性の問題は…

河野太郎大臣が自身のブログで、ワクチンについて「デマが流布」されているとして、一つずつ説明している。

2021/06/24 15:15


 

■体内への成分の蓄積は

米国で実施された3,958人の妊婦を対象にした研究に触れ、「流産や早産、先天奇形が起こりやすいということがないことも確認されています」と報告する。

ワクチンの成分が「卵巣に大量に蓄積する」との噂についても、成分が体内でどう拡散するかを調べるために、放射性同位体を付加したワクチンをマウスに接種した実験で、最も高かった肝臓の18%と比べて、卵巣は0.095%以下と低く、ピークも48時間だったことを説明。

「単にごく微量が卵巣に一時的に分布したということであり、蓄積というのは明らかな誤りです」とした。


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■遺伝子には組み込まれない

「ワクチン接種で遺伝子が組み替えられる」という言説には、「mRNAワクチンが遺伝子に組み込まれる可能性はありません。ヒトの遺伝情報はDNAの形で細胞の核の中に保存されています。mRNAは細胞の核の中に入ることができません。仮に、mRNAが細胞の核に入ったとしてもRNAをDNAに変換できませんし、それをヒトのDNAに組み込むこともできません」と丁寧に解説。

「治験が終わっていないので安全性が確認されていない」との声には、「mRNAワクチンは、基礎研究、動物実験、治験が省略されることなく実施され、リスクを上回る臨床的に意味のある有効性が確認されています」とし、現在は「いつまで効果が持続するかという長期の有効性を確認するための治験が継続して行われています」と述べた。

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