「機内は鼻までマスクを」と注意された乗客 CAの前歯折りブラックリスト入り
ワクチン接種が進んでも、マスク着用を重視するアメリカの人々。61万人超の死者を出した国は真剣だ。

飛行機がいったん離陸したら、逃げ場がなくなる空の旅。このコロナ禍にあって、広いとは言えない機内の空間を、何時間にもわたり多くの人と共有することに、神経をとがらせる人はやはり多い。それをうまく収めるのも客室乗務員の仕事だが、アメリカの上空ではとんでもない事件が起きていたようだ。『World Meters』や『Metro』など海外のメディアが伝えている。
■鼻出しマスクで口論に
ワクチン接種率が上がるにつれ、昨年とは比較にならないほど、空の旅の利用者が増えているアメリカ。しかし、マスクを正しく着用しない客が周囲から厳しく注意され、口論に発展するなど、トラブルになることも少なくない。
このたびの事件は、カリフォルニア州のサクラメント国際空港を飛び立ち、サンディエゴに向かったサウスウェスト航空のフライトで起きた。
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■マスクを注意され逆ギレ
飛行機がいよいよ目的地に近づくと、ある座席で女の乗客が酒臭い息で呼吸し、マスクから鼻を出すようになっていた。
周囲が不快感を示していることもあり、女性の客室乗務員が彼女に近づき、「ルールを守り、きちんとマスクで鼻を覆ってください」と注意。すると女は逆ギレし、5分ほど言い争った後、大きく腕を振り上げたという。