尾木ママ、児童5人死傷の事故に怒りと悲しみ 「繰り返してはなりません」
尾木ママが、下校中の小学生が死傷した事故について触れ、児童を守る視点からの道路行政の見直しを訴えた。
「尾木ママ」の愛称で親しまれる教育評論家・尾木直樹氏が29日、自身のAmeba公式ブログを更新。千葉県八街市で発生した、児童5人が死傷した事故について触れ、登下校時の安全についての考えを示した。
■運転手からはアルコール検出
28日午後、千葉県八街市の路上で、同市内の小学校の児童5人が下校中に道路の右側を歩いていたところ、トラックが列に突っ込み、2人が死亡、1人が意識不明の重体、2人が重傷を負った。
千葉県警はトラックの運転手を自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)の容疑で逮捕。事故後の検査で、呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたことから、危険運転致死傷容疑の適用も視野に入れて調べが進められているという。
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■登下校の安全確保を
尾木ママはこの事故について、「完全な人災。感染症との闘いに頑張っている最中、こんな事故に巻き込まれるなんて」と衝撃を受けた様子で、「登下校児童の安全確保。基本的に見直す必要があります」と記す。
続けて、「痛ましい子供たちの事故の度にあちこちで改良されていますが、遅すぎないでしょうか? 命はなくしたら絶対に戻らないのですから。『抜本的な安全対策』考えないと…車はときには走る凶器とも言われますから、原則として同じ子供たちと同じ空間に置くことを避けるべきではないでしょうか?」と改めて指摘。