外来種・アライグマの大群が住宅街で目撃情報 自治体による対応の違いも聞いた
茨城県は「アライグマ防除実施方針」を独自制定。アライグマを野外から完全排除することを目指している。
■タヌキとの見分け方
タヌキとアライグマの見分け方については、尻尾の違いが一番わかりやすい。アライグマの尻尾は長くフサフサしており、特徴的な縞模様が入っている。
対照的にタヌキの尻尾は短く、絵本などで描かれている姿と違って特徴的な模様もない。また、目の周りの黒い帯の形状が違い、アライグマには白く長いひげがある。
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■自治体によって対応が違う
捕獲について、一宮市環境政策課は「住宅街に出没したアライグマは、鳥獣保護管理法にもとづき、市の許可を得て自ら捕獲するか、業者に頼んで捕獲してもらうことになる」と述べた。
一方で茨城県は独自で「茨城県アライグマ防除実施方針」を制定し、アライグマを野外から完全排除することを目指している。県全体のアライグマ捕獲件数は2020年度が1,652匹。県と市町村、地域住民が連携して捕獲を行っている。
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■地域の実情に合わせて
この理由について県環境政策課は、「農作物被害や生活環境被害増加と、生態系被害並びに人獣共通感染症の媒介の恐れがあるため」と話す。環境省は、このような自治体の対応の違いについて「どちらも間違っていない。地域の実情に合った対策を行ってほしい」と述べた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)