5人死傷トラック事故で無関係の企業に電話が殺到 「誤った正義感」に弁護士が警鐘
千葉県八街市で児童5人が死傷したトラック事故。無関係の企業に無言電話などの嫌がらせがおよぶ事態にも発展しているが、法律的に問題はないのだろうか。
■「正義感に駆られて」は言い訳にならない
一文字違いの無関係な会社に電話をかけた人の多くは勘違いによるものかもしれない。しかし、そもそも「人殺し」などの電話は“誤った正義感”ではないだろうか。
舟橋弁護士は「イタズラ目的での電話は言語道断ですし、正義感に駆られてというのも言い訳になりません。そのようなことをしても失われた命が戻ってくることはありませんし、何にもなりません。今回は特に、一切関係のない会社に対してですから害を生むだけです」と警鐘を鳴らす。
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■誤った正義感は「単なる自己満足」
「過去には、被疑者と同姓であったというだけで、事件と無関係であった人間へ誹謗中傷がなされたりするといった事件も起きていますし、デマを書き込んだ人間が名誉毀損罪で処罰を受ける、損害賠償請求も起きています。誤った正義感は、誰も救わず、かえって他者を傷つけるばかりであって、単なる自己満足でしかないということをよくよく自覚していただきたいところです」と舟橋弁護士。
これ以上、誤った正義感による無関係な人間を傷つける行為がなくなることを願うばかりだ。
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