100円ローソンの新作弁当、明らかに攻めの姿勢 「ウソみたい…」と国民に衝撃走る

ローソンストア100で見かけた弁当のインパクトが話題に。「こういうので良いんだよ」と絶賛の声が上がっている。

2021/07/02 05:45



■これもう「伝記」にして良いレベルだろ…

人々の頭をウィンナーで一杯にしてしまった、こちらの罪深き弁当が発売されたのは6月30日のこと。ちなみに商品名は「ウィンナー弁当」と、これまた凄まじくシンプルなのが最高である。

こちらのウィンナー弁当の商品化をめぐり、ローソンストア100では「とある運営部長」が「おかずがウィンナーだけの弁当を作ってほしい、絶対に売れる」という要望を商品部に出し続けていたのだが「そんなの売れない」と、10年間却下され続けていたというのだ。

そんな熱い思いが開発陣の心の氷を溶かしたのか、10年目となる今年に転機が訪れ、現在の弁当開発担当者がウインナー弁当を開発することを決意。無事発売へのGOサインが出たワケだが、社内では「お客様から本当に受け入れられるのか?」という半信半疑の声も少なからず上がっており、かなりヒヤヒヤした状態で発売初日を迎えたようだ。

ウィンナー弁当

だがローソンストア100の不安は杞憂に終わり、発売当日は前述のぽるすさんのツイートが大きなバズりを見せるなど、歓迎の声をもって迎え入れられたのは周知の事実。ツイッター上の反響を受け、広報担当者は「喜んで頂いているお声も多く、大変嬉しく感じております」と笑顔で語ってくれた。


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■それにしてもこの部長、ノリノリである

なおウインナー弁当を生み出した経緯について、運営部長からは「このウィンナー弁当を思いついたのは、ウィンナーがお弁当に必ず入っている食材でありながら、いつもメインのおかずにはならない、かわいそうなやつだからです…」という慈愛に満ちた回答が。

さらに「お弁当といえば玉子焼き、から揚げ、ウィンナー、ミニトマト…。一般的にイメージするお弁当の中身はこうしたおかずかと思います」「それを敢えて直球勝負! ご飯とウィンナーだけで200円の商品を作ってほしいと10年もの間、商品部にお願いし続けておりました」と、思いの丈を語ってくれた。

なお、長らくボツをくらい続けた理由については「ウィンナーだけでは顔にならない」「見た目のバランスが悪い」といった要素が大きく響いてしまったとのこと。


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■今後の展開にも期待

ウィンナーが主役となる同商品では、米によく合うよう燻製の香りと肉の旨味が感じられる味のウィンナーをチョイス。当初はウィンナーの上に黒コショウをかけることを予定していたが、運営部長の希望でケチャップをかける仕様に変更したそう。

細部までこだわり抜かれた逸品となっているが、惜しむらくは「関東エリア限定販売」という点であろうか…。しかし「お客様からのご要望があるようでしたら、中京・近畿エリアでも販売を検討しております」と、思わず胸が高まるコメントも見られた。

ローソンストア100

さらに「『好きなおかず1種類をとことん楽しめるお弁当が好き』という方がいらっしゃることに気づかされたので、今後の商品開発にも活かしていきたいと考えています」とのことで、シリーズ化を期待せずにはいられない。

「石の上にも三年」という言葉もあるが、それを優に超える10年の年月をウィンナーと共に戦い続けてきた運営部長。もしこの世に「ノーベルウィンナー賞」が誕生した際は、間違いなく最初の受賞者となるはずである。

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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

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