東京五輪の“パンドラの箱”に触れたNYタイムズ 「大地震が起きたらどうなるの?」

日本では各自治体、職場、教育施設などが定期的な避難や救助の訓練を行っているが、他国はそうではない。

2021/07/06 12:05

オリンピック・東京五輪

千葉県館山市で先月15日、深海魚のメガマウスザメが目撃され、「このサメが現れると近いうちに大地震が…」と話題になったことをご存じだろうか。

新型コロナウイルスがあわや大流行かという不安をはらんだまま東京五輪が開催されようとしているが、この国にはもう1つ忘れてはならない懸念材料がある。いつ来るかわからない「大地震」だ。

五輪開催を前に、決して触れられたくない「パンドラの箱」ともいうべきその話題に触れたのは、アメリカの『ニューヨーク・タイムズ』だった。



 

■世界が衝撃を受けた東日本大震災

ニューヨーク・タイムズ紙・電子版が数日前に放った『Tokyo Says It Is Ready for Covid-19. What About Earthquakes?(東京五輪のコロナ対策は万全だと彼らは言う。では、大地震はどうなんだ?)』という記事が今、ツイッターを通じ、英語圏の人々の間でじわじわと波紋を広げている。

2011年の東日本大震災では、津波、家屋の倒壊、大火災、そして福島第一原子力発電所事故と、まさに地獄絵図の惨状が映像や写真で世界に広く伝えられた。


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■地震の経験は人それぞれ

「近いうちに首都直下型の大地震が来る」と繰り返されながらも、なかなか起きず、エネルギーが蓄積していることへの底知れぬ恐怖。危険視されている東京湾、相模湾、千葉県沖のどこが震源地となっても、東京は壊滅的な被害を受けるだろう。

ニューヨーク・タイムズは、「もしも東京五輪の開催中に大きな地震が発生したら、それこそ最悪なシナリオだ」と報じている。日本は各自治体、職場、教育施設などが定期的な避難や救助の訓練を行っているが、他国はそうではない。

地震などまず起きない国から来た人たちは、小さな地震で青ざめ、震度4の地震ではパニックを起こす可能性すらあるというのだ。

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■津波を侮るなかれ

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