熱海の和菓子店が避難者にようかんを用意 市は「全国からの支援に感謝」

「避難者は582人中562人は市内のホテルに避難中。そのため、食料は足りている状態だ」と熱海市。

2021/07/06 14:10

熱海 本家ときわぎ

熱海市伊豆山地区で発生した土石流被害の現場では5日、救出の可能性が下がるとされる「発生から72時間」が経過したが、懸命の捜索作業が続いている。そんな中、熱海市には支援の輪が広がっている。



 

■避難されている皆さんへ

熱海市銀座町にある1918年創業の「和菓子 ときわぎ」は、今回の土石流の難を逃れ断水もなく通常営業を続けている。

5日Twitter上に「昨晩、伊豆山地区の皆さんが、ニューフジヤホテルさんに避難されたと伺い、羊羹をご用意しましたが、市役所では生鮮食品をはじめ、お菓子などの受け入れは出来ないとのことで、一旦、お届けを控えることに致しました」。

「でもご来店下されば、お一人様、お一つ、お渡ししたいです。どうぞ、お立ち寄り下さい」と投稿。またたく間にリツイートされた。


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■500人分を用意

返信欄には「被災された方に、羊かんが届きますように。少しでも甘いの食べてホッコリしてほしい」といった声が寄せられている。

担当者は、しらべぇ編集部の取材に対して、「ニューフジヤホテルに避難している方が約500人と聞いている。その皆さんの分を準備してある。市職員は寝ずに対応にあたっているので、お店で直接渡そうと決めた」と述べた。

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■生鮮食品などの支援はお断り
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