熱海市・土石流の捜索現場 全国から駆けつけた警察官らを支える住民の善意
熱海市で3日に発生した甚大な土石流。救出作業を担う警察官らをサポートする住民の思いに迫った。
3日に熱海市で発生した土石流は、今日で5日目を迎えた。現地は時おり激しい雨が降る悪天候の中、全国から応援に駆けつけた警察・消防・海上保安庁・自衛隊が2,000名を超える体制で懸命に救助・捜索活動にあたっていた。
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■撤去は少しずつ進む
多くの土砂が押し寄せた県道135号線の逢初橋。橋に程近い下流に住む市民に話を聞いたところ、「今日、橋に引っかかっていた家が撤去できたようなので、今日のように雨が降っても水が貯まりにくくなるのではないか」と作業の進展に期待を寄せた。
一方で、熱海市はこの日、新たに2人の死者が発見されたことを発表。死者はこれまでに計9人となった。
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■135号線はいまだ通行止め
海岸線を走る県道135号線は現在も逢初橋方面に向けては、車両通行止めが続いている。逢初橋近くのガソリンスタンド・ENEOS伊豆山SS付近では、断水も続いており、今日も復旧工事が行なわれていた。