チコちゃんが「運動神経の秘密」に迫る 生まれながらの能力ではなかった
『チコちゃんに叱られる』で運動神経について解説。後天的に身につくもので、鍛えることが可能だった。
16日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「運動神経がいいってなに?」が注目を集めている。
■「繰り返し練習したおかげ」
走るのが早い、はじめての運動でもすぐうまくなる人に対して「運動神経がいい」と褒めたことがある人は多いのだろうか。チコちゃんによると「生まれ持った才能よりも繰り返し練習したおかげ」であるという。
「運動神経がいい」とは、スポーツ科学的に説明すると、「自分のイメージ通りに体を動かせる」ことを指す言葉。運動神経のいい悪いは、いわゆる俗語であり、世間一般で使われる運動神経とは、練習で誰もが身につけられる能力であるようだ。
つまり、生まれ持って遺伝的に運動神経がいい人はいないという意味でもある。
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■運動神経とは
医学的に運動神経を見ると、才能やセンスではなく脳と筋肉をつなぐ神経そのものを指す言葉。人は運動するときに脳から筋肉に「どう動けばいいか」という指令を送る。その通り道が運動神経である。
これは全員に備わっているものであるため、「個人差はない」というのが基本だが、同じ運動をしても人によって差がつくのはなぜだろうか。