アパホテル「泊まり放題定額プラン」、29連泊してわかった短所と長所
ネットで話題を呼んだアパホテルの「泊まり放題」定額プラン。記者が30日滞在して気づいた点をまとめる。
全国に620以上のホテルを展開する「アパホテル」は5月より、創業50周年企画として30日間滞在が可能なサブスク「マンスリープラン」を期間限定で販売。
しらべぇ記者は都内アパホテルに29泊30日で滞在し、その価値を身を以て体験することにした。
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■ちょっと高くは感じるものの…
マンスリープランは、シングルルーム&素泊まり1名利用と利用プランが限定されているものの、30日間で99,000円という値段。全国の指定ホテルを自由に、しかも日毎に選ぶことができる。全国の観光地を回ろうと当初は考えたが、時はコロナ流行期。各地を移動するのはあきらめ、今回はしらべぇ編集部に一番近い「アパホテル西麻布」に場所を選んだ。
とりあえず同店の宿泊料金を調べると、アパホテルアプリでは1泊5,000円と出てくるので、普通に約30連泊して合計150,000円ほどを支払うよりマンスリープランのほうがだいぶ安く収まる。また西麻布が位置する港区のワンルーム賃貸物件の平均家賃が120,000~125,000円ということを考えても、この値段はだいぶ良心的であり、他のホテルのマンスリープランよりも安い。
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■部屋は狭めだが居心地は◎
宿泊初日、数日分の着替えとノートPC、画像加工用のデスクトップPCなどを持ち込んだ記者は、フロントでカードキーを預かり指定の部屋へ。部屋は一般的なビジネスホテルと同等で、少々狭めだ。ただ一人で生活する分には何の支障もない。むしろこの狭さが落ち着く。
風呂場はユニットバスで、トイレは温水洗浄便座。小型の冷蔵庫、ドライヤー、電気ケトルもあり快適な生活が送れそうとワクワクした。しかも部屋は毎日清掃が入り、ベッドをキレイに整えてくれる上、バスタオルやアメニティグッズの交換、アパホテル元谷芙美子社長の写真が入ったミネラルウォーターも届けてくれる。
そんな初日が終わり、宿泊開始から30日があっという間に経った。その間、取材や打ち合わせに出かけ、ホテルwi-fiを使って原稿執筆作業を進めた。では、30日宿泊してみての率直なメリット、デメリットを述べていきたい。