玉川徹氏、バッハ氏歓迎会に私見 国民からの「受け止められ方としては…」
この日の番組では、迎賓館で行われたトーマス・バッハ会長の歓迎会について報道。玉川徹氏が私見を述べた。
19日放送の『羽鳥慎一 モーニングショー』(テレビ朝日系)では、批判が集まっている国際オリンピック委員会(IOC)トーマス・バッハ会長の歓迎会について議論。同局の玉川徹氏のコメントに賛否の声が寄せられている。
■バッハ氏の歓迎会に波紋
18日夜、港区・赤坂の迎賓館でバッハ会長の歓迎会が開かれた。歓迎会には、東京五輪・パラリンピック関係者約40人が招待され、菅義偉首相、橋本聖子会長、小池百合子都知事、森喜朗前会長らが参加。
番組では、新型コロナウイルスの感染対策として、100人以上が入る会場で半分以下の出席数により密を避けたことや、食事や酒類など飲食の提供がなかったこと、さらに約1時間半と短時間で終了したことなどがあげられるも、緊急事態宣言下での開催とあって、国民からの批判が殺到している状況が報じられた。
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■玉川氏は「感情の問題」
玉川氏は、感染対策を行なっているのであれば「儀礼上こういう風なものをやるってこと自体に僕は反対ではない」とコメント。
一方で、国民からの「受け止められ方としては…」と切り出し、「“坊主憎けりゃ袈裟まで憎い”って感じなんでしょもう、感情としては」と、バッハ会長や森前会長らが参加をすることそのものが国民にとって“憎いこと”としてうつっているのではと私見を述べる。
「迎賓館というような華麗な場所でですね、レセプションをやること自体が、感情的に癪(しゃく)に触るって話になってるんですよね」とし、玉川氏は「科学の問題でも何でもなく、感情の問題」と繰り返し強調した。
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■ネット上では賛否の声
インターネット上では、「迎賓館でのレセプション叩いてもしょうがない。ここまでいくと感情論」「迎賓館での歓迎会集まるな! って言っても集まってるのは国民も同じ人流が減らないのも自由な自粛だから仕方ない」などと玉川氏の意見に賛同する声や半ば諦めに近い意見が見受けられた。
一方で「参加した人が感染したら国民の怒りの感情は沸点に達するでしょうね」「賛否で言ったら否だけど。それについてどうこうの前に、コロナ禍で死にかけている人たちが大勢いる、ということがあるでしょう」との厳しい声もあがっている。
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(文/しらべぇ編集部・植野春香)