橋下徹氏、小山田圭吾の留任で組織委に疑問 「開催日が迫っているから…」
五輪組織委が、小山田の留任を強調したことに疑問を呈した橋下氏。ユーザーからも多くの意見が寄せられた。
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が19日、自身の公式ツイッターを更新。東京五輪・パラリンピックの組織委員会が、開会式の作曲を担当した小山田圭吾の留任を強調したことについて疑問を呈した。
■組織委側は貢献を強調
小山田をめぐっては、いじめについて話す過去のインタビュー記事がSNSで拡散され、国内外で報じられて騒動に。障害を持つ生徒へのいじめを自慢げに話すような内容だったことから、開会式には適任ではないとして、参加辞退を求める声が上がっている。
今月16日には、小山田が自身のツイッターに謝罪文を投稿。被害を受けた人への謝罪の意思を示していた。組織委側は19日に行った会見で、小山田が謝罪文を公開したことや、開会式の準備への貢献があったとして、留任を強調した。
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■スポンサー離れも危惧
橋下氏は、このことを報じる記事を引用しつつ、「もう組織委はダメだな。小山田さんが被害者にどのように謝り償ったのかがポイント。そこを本人がしっかり説明できれば留任もある」としつつ、「その説明なしに、とにかく開催日が迫っているから留任って」と組織委の対応に疑問を示す。
続く投稿では、企業の環境対策や人権対策、不祥事の回避といった「ESG」が注目されていることに触れ、「ほんと判断できない組織だな。今はSDGS投資、ESG投資の時代。ダメな経営者に鉄槌を下すのは投資家。こんなオリパラにスポンサーは金を出すのだろうか」と、スポンサー離れも危惧。
「いままでのいきさつで金を出してしまったら、その後その企業がSDGSやESGを語っても響かなくなってしまう」とつづっている。
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■「五輪の理念よりも…」
橋下氏の意見に、ユーザーからも「時間がないんで…では済まされないです」「委員会サイドも彼の改心を後押しすることを明言すべき」「組織委にとって五輪の理念よりもセレモニーで音楽を流すことのほうが重要なんでしょう」「対応を誤れば、スポンサーから結構キツめなリアクションもあるのでは」といった意見が寄せられた。
また、過去にいじめの被害を受けた人からの「日が経ってから謝られたところで何様? って思います」「やられた側にしてみたら、謝られたって許せることじゃないですよ」との声も届いている。
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(文/しらべぇ編集部・しばたけろこ)