小山田圭吾の辞任劇は海外でも炎上 絵本作家のぶみ氏を新たに問題視する人も

海外からは「この件で、日本人のダメな部分がすっかり露呈した気がする」という悲しいツイートも。

2021/07/20 17:35

小山田圭吾・コーネリアス

東京五輪開閉会式のクリエイティブチームに作曲家として主要なポジションにいたものの、過去の障害者に対する“いじめ”行為が発覚したCornelius・小山田圭吾。世間の猛烈なバッシングにあい、19日には正式に辞任した。

発覚時から多くの海外メディアがその話題を追っていたため、辞任が決定した際も、イギリスの『BBC』『The Guardian』はもちろん、欧米の各地に拠点を構える『VRIETY』、インドの『NDTV』、アメリカの『Rolling Stone』などもすぐさま報道。

Twitterでは各メディアの記事が反響を呼び、計500件ほどのリツイートが確認できる。



 

■「身障者にお金を寄付すれば」

Twitterには「彼ももう52歳。あのいじめは若気の至りだったとして本心から反省、謝罪しているのだから、もう寛容になろう」という意見も多くあがっている。

だが「こういう人物が平和の祭典にかかわるってこと自体が問題」「五輪のため、取ってつけたような謝罪をしてもだめ」といった声の勢いが勝っている。

変わったところでは、「これまで稼いできたお金を身障者にボンと寄付するのであれば、話は別だったかも」「呪われた五輪にはうってつけ、むしろバッチリの人選だ」「落ちぶれていく日本。日本人のダメな部分を見た気がする」といった声もある。


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■甘すぎる組織委員会の認識

また、大会組織委員会については「彼らのほうからクビを切る姿勢がほしかった」というツイートのほかに、「多くの海外メディアが報じたことで世界で批判が高まった。外圧がなければそのままだっただろう。日本とはそういう国だ」という意見も。

あと数日もなく開会式を迎える、セレモニーが順調に進むことが最優先だとばかり、あのいじめを謝罪文ひとつで許そうとした組織委員会は、いじめを含む人権侵害の問題に関して認識が甘すぎたようだ。

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■新たな問題も浮上
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