茂木健一郎氏、五輪反対派に異論 「ノイジーマイノリティのほうがうんざり」
五輪に反対する人に「絶対に同意しない」という茂木氏。「五輪は一つの文化」として盛り上げたいとつづる。
脳科学者の茂木健一郎氏が21日、自身の公式ツイッターを更新。東京五輪の開催についての私見を述べている。
■オリンピック盛り上げます
茂木氏は、五輪の開催に反対する人が、「もううんざりだよ東京五輪」というハッシュタグを付けて投稿していることに触れ、「このハッシュタグでつぶやいている、ごちゃごちゃうるさいノイジーマイノリティのほうが、うんざり。勝手にやってなさい」とツイート。
「ぼくたちはホスト国として東京オリンピック盛り上げます。まずは今日のソフトボールから!」と宣言した。
このハッシュタグでつぶやいている、ごちゃごちゃうるさいノイジーマイノリティの方が、うんざり。
勝手にやってなさい。
ぼくたちはホスト国として東京オリンピック盛り上げます。
まずは今日のソフトボールから!
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) July 20, 2021
“ノイジーマイノリティ”とは、「声高な少数派」の意で、多数派ではないものの、声高に主張することで目立ち、印象に残りやすい人たちのこと。それに対し、多数派ながら発言をしない人々が“サイレントマジョリティ”となる。
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■どの程度影響を与えるのか
コロナ禍での五輪開催となったことで、人流の増加などによる感染拡大を懸念する声も根強く上がっている。
茂木氏はツイートを連投し、「このハッシュタグにのって、コロナ対策と五輪があたかも二者択一であるかのようなことを言うひとたちの非論理性と粗雑な思考にいちばん腹が立つ。五輪での人流の変化が、感染に定量的にどの程度影響を与えるのか、『専門家』たちだって誰だって確定的なことは言えない」とつづる。
このハッシュタグにのって、コロナ対策と五輪があたかも二者択一であるかのようなことを言うひとたちの非論理性と粗雑な思考にいちばん腹が立つ。五輪での人流の変化が、感染に定量的にどの程度影響を与えるのか、「専門家」たちだって誰だって確定的なことは言えない。#もううんざりだよ東京五輪
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) July 20, 2021