中村勘三郎、金栗四三さん彷彿とさせる「足袋」走法で最終ランナーこなす
東京五輪聖火リレーもいよいよ最終日。最終ランナーとして登場した中村勘三郎は、“日本マラソン界の父”金栗四三を彷彿とさせる足袋スタイルで登場した。
歌舞伎俳優の中村勘九郎が、23日、東京都庁で行われた東京2020オリンピック・パラリンピック聖火リレー到着式に、聖火をつなぐ最終ランナーとして出演。集まった報道陣、関係者の前で見事聖火皿に火を灯した。
【画像】記者陣も注目した中村勘三郎の足元
■炎つないだ1万人の最後に
これまで47都道府県、のべ1万人近いランナーによってつながれてきた炎をトーチに移した中村は、片手を大きく振って、集まった聴衆に挨拶。
最後の地となった東京都では島しょ部を除き公道でのランニングが中止となり、各地にセレモニー会場を設営し聖火を移す「トーチキス」だけのイベントが行われてきたため、この日は広場を20mほどのランニングとなったが、聖火リレーの最終ランナーにふさわしい人選だった。
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■山下会長の姿も
最終日の到着地は東京都庁の都民広場。ランナーの1人として登場した日本オリンピック委員会・山下泰裕会長(1984ロサンゼルスオリンピック柔道無差別級金メダリスト)、小池百合子東京都知事らが見守る中、聖火皿に火を移すと会場からは拍手。
その直後、都庁上空には航空自衛隊によるブルーインパルスの展示飛行が行われ、5色のスモークが快晴の大空を彩った。