スマホゲームのガチャ課金トラブル、どこまで返金対象になる? 弁護士に聞いてみた

スマホゲームのガチャトラブル、どこから返金対象になる?弁護士の見解は。

2021/07/27 11:30

充電中のスマートフォン
(Mariakray/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

夏休みに入ったものの外出を控えなければいけないいま、スマートフォンのゲームで暇を潰す人も多い。また、親は子供のゲームに対する課金をしっかり把握しないといけないだろう。



 

■スマホゲームのガチャトラブル、どこから返金対象になる?

レイ法律事務所・舟橋和宏弁護士

しかし、最近よくあるのがスマホゲームの「ガチャ課金トラブル」。実際に表示されている景品のドロップ率と違ったり、その他にもさまざまなトラブルがあることがよく話題になっている。

そんなトラブルに直面してしまった際に、どのような対応を取ればいいのだろうか? また、返金はどこからしてもらえるのかも、ユーザーにとっては気になる部分だ。

そこで、レイ法律事務所に所属する舟橋和宏弁護士によくあるガチャでのトラブルについて返金対応になるのかをメインに話を聞いたところ、以下の回答を得ることができた。


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①告知ページに記載のドロップ率と実際の割合が違った場合

イメージと違うかもしれませんが、実はガチャは、1%の排出率=100回引いたら1回はドロップするというものではありません。実際の計算式は省きますが、確率論的にはおおよそ100回引いても4割弱の人は当該アイテムがドロップしないと考えられます。

ただ、そのような確率論をもとに考えても、確率の表示がおかしいと考えた場合には、消費者庁の相談窓口に申し出ることが考えられます。

実際に確率が誤っており、ガチャの排出率表示が景品表示法における優良誤認表示などと考えられる場合には、景品表示法に基づく措置命令などが出される可能性があります。

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