「温暖でスポーツに理想的な夏」の実態は猛暑と台風 海外から東京五輪に不安の声

海外からは「とんでもない嘘をついた」といった批判の声まで相次いでいる。

2021/07/27 14:40

オリンピック・東京五輪

何が何でも開催するという主催者側の強い意気込みに、半ば押し切られるような形で開催された東京五輪。

しかし、うだるような猛暑は海外から来た選手団や関係者を苦しめ、福島で起きた震度4の地震や接近する台風、それに絡む暴風雨は強い不安をもたらしていると海外主要メディアが伝えている。

天変地異は誰も敵わず恨みようのないものだが、今回だけは、それとは異なる感情も渦巻いている。五輪招致活動で日本がついた嘘を批判する声が上がっているのだ。



 

■高温多湿に台風まで

テニスのジョコヴィッチ選手たちが「想像よりはるかに高温多湿。試合開始は夕方以降にしてほしい」と苦情を入れたほど、過酷な東京の猛暑。

『Forbes』『ニューヨーク・タイムズ』『Voice of America』『abc News』『ワシントン・ポスト』『シドニー・モーニング・ヘラルド』などは、それに加えて今、台風8号の接近でボート、アーチェリーやセーリングの競技日程が変更になったことを報じている。

宮城県で27日に行われるサッカー女子1次リーグ2試合も、JR線の運休を視野にボランティア活動が中止となったほか、貴重な有観客試合と言われながら、その数が大幅に減る可能性があるようだ。


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■熱中症で倒れたロシアの選手

なかでも『Voice of America(VOA)』の「Typhoon May be Latest Challenge for Already Strange Tokyo Olympics(すでに東京五輪は十分異様だが、最新の脅威は台風か)」という記事は、多くの注目を集めている。

日中の最高気温が摂氏33度にもなる蒸し暑さのせいで、選手団は熱中症対策のクールベスト(冷却服)、うちわ、日傘などを携帯しているといい、しかし23日のアーチェリーでは、ロシアのスベトラーナ・ゴムボエワ選手が熱中症で倒れた。

専門家も「東京は五輪史上最も暑い開催地の1つ」と驚いているという。

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