橋下徹氏、五輪中止を否定した菅首相に提言 「撤退ラインの設定が必要」
五輪中止を否定した菅義偉首相の発言を受け、橋下徹氏がツイッターで持論を展開した。
元大阪府知事・大阪市長で政治評論家の橋下徹氏が、27日にツイッターを更新。同日のぶら下がり会見で、五輪中止を「ありません」と明言した菅義偉首相に提言を行なった。
■国民の反発を懸念
橋下氏は首相が「人流も減っていますし、ありません」と五輪中止を否定したニュース記事を引用し、「医療体制が追いつかず、特定業種が営業停止になったにもかかわらずオリパラを継続するなら、以後国民は政府の言うことを聞かなくなるだろう」と指摘。
続けて「いわゆる統治不能状態」と懸念を示し、他方で「もちろんオリパラを中止にしても感染状況が改善するわけではない。あくまでも国民感情への配慮。この視点での撤退ラインの設定が必要」と持論を展開した。
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■中止想定の重要性を説く
その後も、このツイートをスレッドにしながら「撤退ラインを超えないように、すなわちオリパラが中止にならないように国家運営すべき」と提言。
また、「しかしオリパラが中止になる選択肢を一切持たないというのは国家として最悪。原発無事故思想、津波想定外と同じ」と中止も視野に入れておくべきだとした。